Memphis of KAPPAR FIELD

メンフィス


僕はエルヴィスに少しでも近づきたくて
2006年夏にエルヴィスのゆかりの地を訪ねる旅をしました。

メンフィスはエルヴィスが青春時代を過ごし、デビューし、
どんなに売れても必ず帰ってきた大好きな街、最後を遂げた地でもあります。

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メンフィスには空港があるのですが、どうしても列車で行きたかったので
(有名な写真集にエルヴィスが電車でシカゴか、
ニューヨークから帰ってくるのがありまして、それのまねをしたかったのです。)
シカゴから夜行列車シティ・オブ・ニューオリンズ号でメンフィスに入りました。

 なかなか旅行者でこの列車を利用する人はいないようで、
見事に外国人は、というか、肌の黒くない人は僕だけでびっくりしました。

一番安い切符を買いましたが、「何号車」というのは指定されているのに、
座席は自由席という不思議な列車で、食堂車もあるのですが、
良い時間帯は一等車両の乗客専用らしく安い席の僕は追い返されてしまいました。

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20時に出発した列車の車窓はすぐに真っ暗になり、
闇の中を静かに突っ走る列車に揺られ、
ヘッドフォンでエルヴィスの歌を聞きながらメンフィスに。

エルヴィスに会える、という巨大な興奮と、
英語がまったくできないくせにアメリカは観光地くらいしか行った事がない、
という無謀さにちょっと後悔、おかげで莫大な不安のため、ちっとも眠れませんでしたが、星空を見上げながら聞くエルヴィスの歌声は最高に優しかったです。

朝6時30分到着。驚くほど人がいない。

浮浪者っぽいひとに後をつけられ、独特の危険な香りにびっくりしましたが、
こんな時間に旅行者がうろうろしているほうがおかしいらしく、
その人に逆に心配されてしまいました。

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どうしても行きたくて、あらゆる資料と、
執念で何とか見つけたエルヴィスゆかりの地です。

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オーバートン公園の中にこっそりあった野外ステージ。

木の客席が並ぶ雨ざらしのこのステージがエルヴィスの初舞台となりました。
(勝手に入ってすみません。なのに写真まで撮っていただき感謝の極み。)

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エルヴィスが始めて買った家。

こっそり入って、大きな犬(数匹)に吠えられたので走って帰りました。

中庭のプールをもっとよく見たかった。

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アムトラックのメンフィス駅前にあるカフェ「アーケード」。

エルビスがいつも座っていた席にて。

モーニングセットがバカでかくて残しました。ごめんなさい。

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ちょうど日本から小泉さんが2日後に来る、というのでメンフィスは歓迎ムードでした。

ピザハウスにもビラが貼っていました。

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エルヴィスが始めてレコーディングしたサンスタジオでは、
説明のお姉さんがポケットに手を突っ込み、時折ペットボトルの水をラッパ飲みしつつ、
いなせに説明をしてくれました。

超早口の英語で15パーセントくらいしか理解できませんでしたが、
右下の×印のところでエルヴィスは「ザッツオールライト」を熱唱したそうです。

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エルヴィスは自由に映画館にも行けなかったので
(そりゃそうですよね、誰だって映画よりエルヴィスが見たいからパニックですよ!)
このメンフィアンシアターを夜中に借り切ってたっぷりと映画を楽しんで、
気に入った作品は朝まで何回も繰り返し見たそうです。

ここは今は映画ではなく演劇専門の劇場になっていましたが、
BIGネームの人が夜中に借りきってパーティをするそうです。
(詳しいでしょ?勇気を出して劇場の人に話を聞きましたから!)

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下の写真はエルヴィスの主治医さんだったニコポラスさんの診療所。

なんだか名前は変わっていましたが、今も病院のようです。

ここでは勇気が出なくて詳しいことは聞けませんでした。

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銅像マニアの僕にはうれしいエルビス像。

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上はメンフィス観光案内所にあって下はビールストリートの入り口にあるのですが
コレがめちゃくちゃ格好いいです。

もちろん携帯電話の待ち受けにしています。