グレイスランド
ここがエルヴィスが住んでいたお屋敷「グレイスランド」です。
実は僕がエルヴィスのファンになったのは、まだまだ最近、2004年の秋。
エルヴィスはとっくの昔に天国に行っていました。
それだけにエルヴィスの存在は歴史上の人物の
「コロンブス」とか「エジソン」とか「豊臣秀吉」と同じくらいリアルでないので、
頭では理解できるけど「ほんまにこんなすごい人、おったんかいなっ！？」
と信じられませんでした。
昔からの熱烈なファンの人からは「あら？リアルタイムで知らないのぉー？」
なんて自慢され、「エルヴィスが亡くなったときは本当、ショックだったわー。」
なんて言われても知らないもの。
だから、実際にメンフィスに向かう旅に出ても、
ほんとうにそこにグレイスランドがあるなんて半信半疑でした。
だからこのグレイスランドの大きなお屋敷を囲む塀を見つけたときは飛び上がりました！
夢を見てるみたいというか、メルヘンの世界に飛び込んだというか、
思わずハンドルを切りそこねるところでした。
絶対このグレイスランドに面した通り（エルヴィスプレスリーロード）は事故が多いと思います。
この塀の向こうに見えるたくさんの木々を抜けるとお屋敷が現れます。
お屋敷の中はエルヴィスが暮らしていた当時のまま残されていて超豪華、
超個性的なインテリアですが、
僕はエルヴィスと間接握手しているつもりで各部屋のドアノブを握ってきました。
エルヴィスのパワーをもらえた気がすごくしました。
お屋敷を抜けるとエルヴィスの功績を残した部屋に続き、
ジャンプスーツもたくさん飾られていましたが、
阪神タイガースの好きな僕にはこのトラのジャンプスーツが目に留まりました。
最後にプレスリー家みんなが並んで眠っているお墓にメッセージカードをおいてきました。
お墓に来るまでは大好きなエルヴィスの貴重な展示物に目を奪われ、
興奮していたのですが、お墓を見ると急に
「こんな素敵な人がこの世にもういないんだ。」という気持ちがこみ上げてきて、
涙が出てきました。
さっきまであんなに楽しかったのに、めちゃくちゃへこんでしまいました。
でも、へこめばへこむほど「エルヴィスって、亡くなって30年経った今でも、
赤の他人の外国人の僕を泣かせるくらい影響力のある、でかい人間なんだなー！」
と感じました。
そして、これまで僕の中では半信半疑のエルヴィスが、
「本当に実在したんだ！」と確信をもてるようになりました。（え？誰も疑ってなかった？）
塀の向こうに見えているのは自家用ジェット！
今のお金持ちはみんな憧れて真似してますなー。
小泉さんより２日早く訪問することができて、
かろうじて「小泉さんに勝った！」と思っていましたが、
こんな風に新聞記事になってやっぱり負けました。（当たり前かっ？）
はしゃぎすぎの小泉さんはアメリカ国民にも「おいおいっ！」と思われたようですが、
憧れのエルヴィスの家ですもの、はしゃぐなって言うほうが無理ですよね、小泉さん。
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